ゆとりながらBLOG

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【本紹介#1】ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。


先日、本屋に行き冒頭部分だけ読み
これは読まなければ!」と思い、購入しました。
 
それが幡野広志さんの 『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』 です。
 
彼は、有名な写真家なのですが
今現在、多発性骨髄腫という病気と闘っています。
 
血液の「がん」です。
 
血液のがんは主に3つあるそうで、
白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」の3種類。
 
彼は、いわゆる「治らない方のがん」だそうです。
 
ステージはⅢ。多発性骨髄腫はステージがⅢまでしかありません。
そして、余命は3年だと言われています。
 
 
残された人生、彼はどう過ごすのか?
 
 
彼は退院したタイミングで、SNSを通じてメッセージを
もらった方の元を訪れよう、と決心する。 
 
本の中で、3人がピックアップされ紹介されています。
 
・「17歳のときに卵巣がんになり、子宮と卵巣を全摘出されたKさん」
・「中学校の時にお母さんを乳がんで亡くしたMさん」
・「25歳になったら自殺したいと語った22歳の女性」
  
そこで見えてきたのが、「生きづらさの原因になりうる親子関係」です。
 
細かくは紹介しませんが、ここがタイトルにもある
「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」に繋がります。
 
個人的にすごく共感しましたし、考えさせられました。
 
自分の命は誰のものなのか
  
決して、親のためではありません。うん…その通りです。
  
強烈に印象に残った文章がありました。
 
それは、血の繋がりがあったとしても
関係の糸を断ち切る」ということです。
 
一見、残酷に聞こえますが。そうじゃないのです。
 
確かに自分の人生を歩むことは当たり前のことなのに 
それができていない、私にも当てはまるなと思いました。
 
そして、私ももう一度選びなおし、自分の人生を生きる権利があるな、と。
 
彼には奥様と息子さんがいます。そして一体2人に何が残せるのか。 
 
そして、壮絶な最期を迎えるといわれる
「多発性骨髄腫」の、彼なりの最期の迎え方。
 
「がん」になった彼だから気付くこと。
 
そして私たちにも気づかせてくれる言葉がたくさんあります。
購入してから、あっという間に読み終えてしまった本です。
 
人生に少しでも戸惑いがある方は、ぜひ読んでみてください。